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やっぱりキーボード

スマホやタブレットが多くなってきた今でも、文章を作るにはやっぱりキーボード!
フリック入力も良いけど、昔ながらのキーボード入力も慣れている世代からすると
打っている確実感があるのがいいですね。
タカタカ打ってると文章作っている気分にもなります。
そんなあなたに、奥の深いキーボードの世界のちょっと触りをご説明します。

キーボードのあれこれ

キーボードにもキーの種類によっていくつかに分けることができます。
打ち心地や使い勝手にも左右してきますので、色々試すのも面白いです。
使う用途によっても、向いている種類が変わってくるのもキーボードの魅力です。
  • キーの種類に関して
キーボードのキーの種類で主だったものは下記の4種類になります

1.メンブレン式
 メンブレン式キーボードは1つのシート基板をキーボード全体に使用して
 全てのキーをカバーします。
 構造が簡素であるため、安価なキーボードが製造可能です。
 予備のキーボードや打鍵感にこだわらない方には良いかと思います。
 キーの押し具合は、テレビのリモコンのような感じだと思ってもらえば分かりやすいかも
 知れません。
 構造はキーを押し戻す仕組みにゴム(ラバー)を使用しているので、ゴムっぽい感じの弾力感です。
 カチャカチャした感じとは正反対で、静穏性があります。
 ただし、ゴムの劣化がありますので、長年使用しているとタッチの感触が悪くなるので注意が
 必要です。
 また、キーが1つ悪くなった場合でも、基板が繋がっているため全て交換になりますので
 修理して使用するよりも買い替えに向いています。

2.パンタグラフ式
 基板が1つに繋がっている構造はメンブレン式と一緒です。
 ただしキーが新幹線や電車のパンタグラフのようになっているのが特徴です。
 メンブレン式に比べると、バネの構造があるので打鍵感は軽快になり
 タイピングしやすくなります。
 またパンタグラフ構造により、打鍵時にキーが傾かないため、メンブレンに比べて真ん中を
 押さなくてもきちんと反応してくれます。
 ノートパソコンのように薄型のキーボードに採用されることが多い構造です。
 個人的な感想としては、ペットや小さい子供のいるご家庭では不向きです。
 パンタグラフと言う構造の為、一度キーが外れてしまうとまず個人では修復不可能です。
 何とか使用することは可能ですが…寿命へまっしぐらと言えるでしょう。

3.メカニカル式
 これまではキーが独立していても基板は同じと言う構造でしたが、このメカニカル式は
 全て独立しています。
 耐久性やカスタマイズ性に優れ、場合によっては個人でも修復が可能です。
 特徴としてはキートップ(文字の書いてある被せもの)の下に軸と呼ばれる機械軸があり
 一般的に『赤軸』・『青軸』などと呼称されています。
 軸の種類によって打鍵感や打鍵音が異なるので、構造を理解しているとカスタマイズが可能になり
 たかがキーボードと言えど、遊べるアイテムになります。
 ただし、高価なものはとことん高価になりますので、長く使えるキーボードを選びましょう。

4.静電容量無接点方式
 構造的にはメカニカルと同じなのですが、メカニカルが名前通りバネなどの構造物を使用し
 機械的に接点に通電することで機能していますが、このタイプは押す際の静電気を感知するもので
 キーをそこまで押し込まなくても入力を感知できます。
 素早く軽快で静穏性の高いキータッチが可能です。
 大量の文字入力や素早いキー操作を要求されるゲームなどに向いているキーボードです。
 また、機械的な構造物が少ないため、キー自体の劣化も少ない傾向にあります。
 仕組み上、チャタリングが発生しないのもメリットといえるでしょう。
 キーボードを頻繁に使用する、静かに作業したいという、仕事向けのキーボードとも言えます。
  • 入力方式の違い
キーボードのキー配列には規格があり、一見使いにくいように見えても考えて配置してあります。
ですが、言語圏の違いにより基本のアルファベットの並びは同じでも記号などの配置は違う場合があります。
みなさんが普段使っているキーボードは日本語JISに準拠した配列となっていますので
最近流行りの海外製のゲーミングキーボードなどを使用する際には、キー配置が違いますので
注意をする必要があります。
特に記号関係は慣れないうちは苦労すると思います。
また、数字入力を多用する人はテンキーレスを選んでしまうと作業効率が一気に悪くなったりします。
見た目のカッコよさや、派手な機能だけにこだわらず使い勝手を追求したいものです。
  • 接続方式の違い
パソコン本体の接続方式はマウスと同じで有線と無線方式になります。
基本的にはデスクトップPCで使用することが多くなるとは思いますが、最近はプレイステーション等の
家庭用ゲーム機でも使用する機会が増えましたので、Bluetooth接続のモデルも人気があります。

1.有線式のメリット・デメリット
有線式はケーブルがキーボードから出るので、マウスや他の機器などを色々と置くとどうしても煩雑で邪魔になります。
それとUSBポートを1つは占有するので、USBハブを取り付けるなどの工夫が必要になる場合があります。
その代わりに、信号をケーブルで確実に伝えるので入力に遅延がほぼ発生しないのが利点です。
確実で早い操作を求められるゲームでは有線式が多く使われています。

2.無線式のメリット・デメリット
無線式のメリットと言えば何と言っても、ケーブルが無いこと。
机上のレイアウトも自由自在、距離も気にせず使用できます。
ただし、事前にレシーバーを取り付けるか、Bluetoothの設定が必要になります。
有線と比べると入力に遅延が発生することがあるので、一瞬の操作が明暗を左右するゲームなどでは嫌厭されることもあります。
最近は遅延の少ない機種もあるので、そのうち遅延問題は誤差の範疇になるかも知れません。
ですが電池やバッテリーの残量に気を遣うのは無くなりそうにありません。